上田一輝|Ikki Ueda

「東南アジア」「海外旅行」「マーケケティング」を中心に発信。ベトナム・ハノイのマーケター/留学・海外大学進学のコンサルティング/旅人

海外の大学で勉強することとは

私は2017年から19年までオーストラリアのジェイムズクック大学に在学しておりました。在学中も日本への帰国時やシンガポール(現在の滞在地)でもよく周りの方から海外の大学で勉強することはどんなモノなのかとよく質問されましたので、今回はそのことについて記載します。またオーストラリアの大学の学士号(Bachelor degree)に限定としている点は予めご理解ください

⚠️こちらから複数回にわたって海外大学への入学するための英語力をつける習慣づくりや大学でやっていくためのノウハウを公開していきます




1 学期について



まず大まかにオーストラリアの大学は2学期制になっておりまして、1年を前期(セミスター1)と後期(セミスター2)に分けられています。前期授業は2月半ばあたりから5月の下旬までありまして、ちょうど今のシーズンはテスト期間に当たります。セミスター1から2までに約1ヶ月の休みがあって、セミスター2は7月後半から始まる感じになります

またオーストラリアの大学では一般教養が省かれているため、日本の大学より1年早く卒業できるイメージを持つと分かりやすいです。例えば私の通っている心理学ではフルコースで最短3年で卒業することができます。


2 授業の履修について



一般的にオーストラリア大学では多くて4科目まで取ることができます。その各1科目ずつレクチャーとチュートリアル(少人数での講義)に分かれています。

正直4科目と聞いて少し少ないなと思われるかもしれませんが、1科目ずつそれなりの課題があるため、経験上けっこうするべきことは多いです! なのであえて3科目だけを取り時間に余裕を持つと言う人もそこそこいます。ただしセミスターごとに3科目のみですと、卒業するまでに規程の期間よりも時間がかかる形となっています。

上記がざっくりとした説明になります。では具体的に日本の大学とどこが違うのかという質問をされることがよくあります。

正直なことろ個人的には大学自体はそこまで変わらないのかなとも思います。けれどより掘り下げるとやはり海外ならではの言語、周りの人種、文化が違いが欠かせない点です。

基本的に授業も課題も教授とのコミュニケーションも全て英語なので、ここはかなりのチャレンジですね。(私の学部は)大学はオーストラリアの地元の人がほとんど のため、英語と文化レベルで思ったように会話についていけなかったりするところが難しい。。そこには語学学校とは一味異なる大学ならではの英語のやりとりの難しさがあるはずです。



授業に関しては一部の専門性の高い獣医学部や医学部をのぞいて、オーストラリアの大学ではエッセイやレポートが出されることが多いです。そのためこれでもかと言うくらい英語を書かないといけないシチュエーションが出てきます。そういったときにもやはり度々英語で表現する難しさを感じました。

そのような海外の大学ならではの英語のやりとりの難しさが私の強調したいところです。しかしそれを少しづつ乗り越えていく楽しさも海外大学ならではの特徴です。

例えばよほどのことがないと日本で1500字から2000字程度のエッセイなどを短期間で何度も書かないといけないことはなかなか出会さないはずです。けれど最初はうまくこなせなくても、数をこなすことで自然と体は慣れて質も向上していきます。

少し話はそれますが英語もスポーツと近いところがあり、ある一定のラインまでいくと英語も体で覚えると言うところです。つまり大学で英語の経験値を増やすことで、英語そのものが体に染み付くと言う感覚も味わうことができました。

今回もっとも伝えたいこととして海外の大学のシステムを理解するのはそこまで難しくないです(これはグーグル検索で調べてばすればすぐにわかる話なのです)。けれどそこには見えてこない海外大学ならではの言語の壁や文化は実際に経験してみないとあまり可視化できないことが多いはずです。私が海外大学ならではの特徴として強調させてほしいところはもちろん後者です。

 

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