上田一輝|Ikki Ueda

「東南アジア」「海外旅行」「マーケケティング」を中心に発信。ベトナム・ハノイのマーケター/留学・海外大学進学のコンサルティング/旅人

海外に住むときにローカルと関わる重要性はここにある

海外でローカルと関わる重要性について


最近感じたこととして海外に住むらな間違いなくローカル(地元の方又は同じ日本人でも永住権を持っている方)の友人も作った方がいいということです。

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私は海外生活を7年ほどしてそこまで意識的に作っていなかったにせよ、これまで滞在したオーストラリアやシンガポールではローカルの人とも関わっていました。

正直なところこれまではせっかく海外に行くなら現地の人々と関わらないのはもったいないと考えていたのもありました。

しかし最近海外に行ってその国のローカルと関わるということは、様々な面で意味のあることだと実感しました。

具体的にローカルの友人や人的ネットワークがあって良かったと感じたときは、その国を離れるときです。というのは例えばオーストラリアに数年間(留学や仕事など)滞在して、その場所を離れるとします。

また数年後にそこに移住しなおすとした場合は、同じように滞在していた外国人(永住権を持っていない方)であればその時にその場所に住んでいるかは分からないでしょう。

このようなシチュエーションにて個人的にローカルの人々ともネットワークを持ってた方がいいと考えていて、その点について深堀していきます。


1 外国人だとビザの関係で数年で去ることがある


前提として世界的にコロナウイルス(コロナ)の影響で20年から現在まで就労ビザや永住権に値るするビザ(マレーシアのMM2H)の要件も変化が大きくなっています。

例えばシンガポール就労ビザの要件は下記のように過去2年ほどでビザ取得のための最低賃金は複数回変更された形となっております。

シンガポールでは2020年から22年の間でも複数回就労ビザ(EP)の基準が上がって、現在(2022年12月)の最低月額給与は5,000SGD。

シンガポール就労ビザ|GPC

 

つまりこのように就労ビザの要件が変化するということは、その影響を受けてビザの更新ができないといったことが発生しうるということです。

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また22年後半から米国の大手IT企業を中心に大幅のリストラを行っている企業も例年より増えている傾向もあります。そのためその影響で仕事を失って新たに就労ビザを発行してくれる企業を探す必要がある方も増えているという現状もあります。

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そのため外国人であればそういった影響を受けてしまってその国から離れないといけない、といったシチュエーションになってしまいます。

しかしローカルの場合においては最低でもその国には住めるので、簡単にはその国から離れるといった選択肢にはならないでしょう。なのでローカルのネットワークも持っていると、こういった社会情勢の変化を受けにくいので数年後もその国にいる確率が高いというのは強みになります。

2 再移住するときにネットワーク作りがスムーズ

実際に仕事やその他の理由で(意図しない形で)その国から出なくならなくなったとします。そのためまだ本人はその国にいたいという欲があった場合は、再度その国に戻ることもあるでしょう。

そういった時にローカルや同じ日本人でも永住権を持っている方にネットワークがあれば、再移住するときに一からネットワーク作りをしなくていいというメリットもあります。

もちろん就労ビザを継続して何年も住み続けることは可能ですが、市場やビザのコンディションに左右されにくいローカルの人ともコネクションがあった方がいい理由はここにあります。

私も経験済みですが海外に一人で行ってそこに誰も知り合いがいない状態から始めるのと、数人でも信頼できるネットワークがある状態では雲泥の差があります。やはりその場所で誰も知り合いがいない状態からだとけっこう厳しいこともあるでしょう、、

また次の海外移住において以前とは別のフェーズ(就労ビザから永住権、就労ビザから投資家ビザなど)にを目指すとします。

そういった時にはビザに詳しい現地の方とのネットワークがあった方が便利といったように、様々な分野に詳しい方とのコネクションがあったらなおスムーズなはずです。

また以前人的ネットワークというテーマで、なぜ海外においてもネットワーキングが重要かもより詳しく触れてみました。

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また上記は一度その国を離れるからそこでの人的ネットワークもリセットというよりは、またそこで築いたネットワークも活用してこれからに活かすといった形に近いでしょう。というのも個人的には一度築いたネットワークであれば場所が違えども継続はできると考えているからです。

まとめ


私は仕事や留学などで海外移住をした場合にて、同じ国の人ばかりと関わることはどこかもったいないと感じていました。もちろん海外で知り合った日本人(同じ国の出身)でその後日本でも交流があるといったことも良いことです。

ただ長期的に海外との関りを持つライフスタイルを前提とするのなら、海外移住の際はローカルの人ともネットワークを作っておくことも重要です。特にこれから初めての海外移住をする場合は、このことを覚えておくだけでネットワーキングにおいて役立つでしょう!