上田一輝|Ikki Ueda

「東南アジア」「海外旅行」「マーケケティング」を中心に発信。ベトナム・ハノイのマーケター/留学・海外大学進学のコンサルティング/旅人

個人でもできる地方活性化についての考察

今年私はタイ、マレーシア、インドネシアの東南アジアを回ったり、北海道の函館に旅行に行ってきました。やはり実際にそこに行ってみて初めてわかることが多くて、メディアのみの情報ではなかなか見えにくい情報も現地に行ってみれば感じ取れるものでした。

もともと上記の国に行ってみる上での個人のテーマは「その国でのビザ(永住ビザに値するもの)や不動産マーケットを見て、将来長期的に住んでみたい国を探すこと」でした。

ちなみに上記の国々でビザの要件は(タイの)タイランドエリートビザがもっとも取りやすくて、現地に行ってみた感じの住み心地も含めてタイがもっとも住んでみたいところでした。

またタイの不動産の値上がりについてもアメリカやシンガポールほどではないため、まだお手頃価格でコンドミニアムに住むこともできる状態です。個人的には良い住環境をまずまずの値段で手に入れる地域に住みたいと思っているため、正直今のシンガポールではそこが難点だと感じています。

こちらは現在シンガポールに2年半ほど在住していますが、年々家賃が増加していて良い住環境を求めるのが難しくなっているためです。

 

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ところで2022年はコロナウイルスが落ち着き始めて海外の渡航制限もほぼ解除されているので、多くの人々が国境を跨ぐフェーズが来ているので改めて「地域活性化」につながるチャンスが訪れていると各地の渡航中に感じていました。

 

地域活性化とは各地域における経済活動、文化活動、産業活動などを活発化させたり、地域住民の活動意欲を向上をさせること

地域活性化に必要な5つのことと、成功に導くポイントを解説|SDGs コンパス

 

私の考える地域活性化は、自治体活動のみならず個人の活動からも海外や国内からの旅行客や移住者を招くことで発生する資金流入から、その地域でのキャッシュフローを高める(財政基盤を良くする)ことです。


一般的に地域活性化というとどうしても地方自治体や町おこしなど大きなテーマを思い浮かべがちです。しかし各個人が当事者意識をもって行動できることもあって、そこから得られる個人レベルでのメリットが今回の本題です。

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個人でも日本の各地域の良さを外に向けてどんどん発信していくこと
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今年私は色々なところに行ってみて海外や日本に限らずそれぞれの地域に各々の良さが見え始めてから、各個人がもっと外の世界に地域の良さを発信していく意味を実感しました。

ちなみにシンガポール(地方ではなく都会ですが実例)では北海道ブランドのニーズの高さがあります。シンガポールでは北海道の飲食店が多くて、地元では人気でそれなりの高級感のある食品と認知されています。

例えばシンガポール中心街のオーチャードにあるHokkaido Marcheという北海道の料理専門レストランが並んでいるフードコートがあり、他にもスーパーマーケットにある北海道全般のミルクやチーズなどの乳製品も人気が高いです。


こういったローカルネタは東南アジアの飲食事情に詳しかったり、シンガポールに訪れたことがある方以外はあまり知られていないようです。ちなみに私自身シンガポールに初めて訪れた2019年末に探索して知ることができたため、それ以前はそのようなことを知る由もなかったです。

ただ逆にシンガポール人は旅行好きの方も多くて、その話をしているとおおむね「東京、京都、大阪や北海道などがメイン」で、地方にはあまり訪れていない印象があります。

実際には地方にも多くの魅力があるですが、そもそも地方で何ができるかなどの認知がされていないとそこに行ってみようと想起することができなくなってしまいます。

個人的な魅力的な地方は岐阜の飛騨にある温泉街、新潟のお酒とお米(田園地帯)森林資源を活かした街づくりの北海道の下川などで、地方の良さをもっと各個人が発信していくことで大事かと思います。

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もちろん各地方自治体や関係者さんは日頃から町おこしのための事業やイベントを企画なさっているのは存じています。ただより多くの方がそういったことに意識を向けて発信すればその良さが外にも伝わりやすいことがポイントです。

実際に海外から見ても分かりやすい観光ページは、個人的に下記の函館のものです。こちらは日本語と簡単な英語の要約が各投稿に名所ごとに書かれているため、国外の方が見ても何があるのかが分かりやすかったです。


それなので地方だからこそ国外の方も巻き込む必要もあるので、国外の方でも楽しめるような街のイベントや特色は何か、という視点を取り入れることが重要です。

例えばシンガポール人で日本のサクラに興味あるので花見をしてみたいと言っていることが意外にも多かったです。なので個人的にそういったところに上手くイベントを絡ませて企画することで、国外の方を引き寄せられるチャンスがありそうとも見えました。

つまるところ(地方自治体のみならず)各個人がもっと外に意識を向けることで、自分の住んでいる地域の良さや隠れスポットなどを発信することで
結果的に国内の地域活性化に繋がる
でしょう。

 

情報発信におけるマクロレベルのメリット

海外に出てから自分が当たり前だと思っているもの(日本でいる花見や北海道の海鮮食品など)が外から見たら珍しがれることはよくあります。

そういった発信から海外の方を招いて、その地域の魅力を見せれる事業(イベント企画など)を用意しておくことで最終的に地域活性化に繋がります。

 

情報発信におけるミクロレベル(街レベル)のメリット

(日本語のみならず英語も交えて)外の人々にその地域を知ってもらうための情報発信
→ (日本人のみならず外国人にも)地域の魅力を伝えるための事業を用意する
→ 旅行者や移住者を増やすことで地域への資金を潤す(→ 地域活性化

 

情報発信におけるミクロレベルのメリット

しかしながらその街レベルでメリットがあっても、本気で地域活性化に向けて働きかけている方や関連の事業者でないと正直当事者意識が芽生えてこないのも事実です。

地域活性化というテーマに対して個人レベルにおけるメリットに触れている記事が一般的に少なめだったので、今回の本題としてそこについて考察しました。

上記の発信を行うことで、この人は日本の地方のマーケット(旅行またはビジネス面でのマーケット)に詳しい人というタグ付け(認知)ができて、具体的には下記のような効果もあります。

 

前提:自分の住んでいる地域もしくは関心の高い地方の情報を継続的にSNSで発信を続けた

1 友人間(もしくは今後出会いうる友人):
友人間の間で〇〇さんはある地方についての観光に詳しいというタグ付けが少しずつされた。それなので今度その地方の観光するときは、この人にコンタクトを取って旅行情報を訊いてみよう(又は現地を案内してもらおう)と想起できることによって人脈が拡がる。

2 自分のネットワーク以外の第三者(ビジネス寄り): 
SNSで日本のある地域のビジネス情報発信を継続していて、その国で関連のビジネスをしようと考えている国外又は国内の方の目に留まってコンタクトを取ってきた。それによって自分のビジネスチャンスにも繋がった。

 

まとめ

今回は各個人で地域活性化について意識を向けることとそのメリットについてとなっています。私は直近では東南アジアの様々な国に行ってきて、どこに行っても日本ブランド(特に飲食)があることを再認識しました。それだからこそ日本の地方の魅力を発信することの重要性がより大切だと感じた次第です。


また実際に読んでいただきこういった視点があった方が良いなどの改善点または私宛の案件(英語学習や留学関連など)あれば、どしどし個別にコメントいただけますと嬉しいです!


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