上田一輝|Ikki Ueda

「東南アジア」「海外旅行」「マーケケティング」を中心に発信。ベトナム・ハノイのマーケター/留学・海外大学進学のコンサルティング/旅人

新しい環境に慣れるための習慣作りについて考えてみた

新しい環境への適応が必要になった経緯

先日私はベトナムハノイに移住しまして、約3年半ぶりに新しい国の環境に馴染む必要性がありました。同じ国内であれば言語、文化などは変わらないですが、やはり国を跨ぐと変化が大きくて頭がついていかなこともあります。

ちなみに、今回のハノイではマーケティング関係の仕事をしていくつもりです。

遡ること私の初めての海外移住は2015年5月で当時19歳でして、移住先はオーストラリアのシドニーでした。正直なところ年齢を重ねるにつれて、新しい国や環境に馴染もうとすることのプレッシャーを感じてきています笑

私が19歳の頃はこれから海外で生活がうまく行くかといった不安はあまりなく、とりあえず勢いでその環境に馴染めました。海外生活や経験値が高まればよりスムーズに新しい環境に馴染めそうと思いきや、初めての海外移住がもっともスムーズだったのは我ながら少し不思議なくらいです。

ここからが本題となりまして、
今回は海外移住をする際の初めの壁となりうる「新しい環境に馴じむための習慣づくり」というテーマで進めていきます。

こちらは私がハノイ生活で意識していきたいことを交えて、「これから海外移住や国内の新しい環境に移ろうとされている方」に参考になるコンテンツになります。

1 日常のルーティンを見つけていく

一般的にヒトはやることが分からない、打ち込めるものがない状態にストレスを感じやすいです。

私の前回の移住先のシンガポールでは、生活に慣れていくにつれて日常のルーティンを確立していきました。例えば毎週末ローカルのグループの友達に会う予定があったり、月に何度か日本人のビジネスコミュニティが主催しているイベントに参加しました。

毎週それなりにやることがあって暇になる時間が少なかったのが良かったと内省しています。

しかし、ハノイに限らず新しい環境に行くと初めはそこで何をすればいいかやどこに行けばいいかが見えにくいでしょう。

個人的に考えたことは、まずシンガポール(過去の滞在先)でルーティーンとしていたことは何だったと、をメモに書き出しましたら下記のようになりました。

1 (家の最寄りの)落ち着けるカフェでゆっくりする
2  少し緊張感のあるイベントに参加してみる
3 (散歩好きなので)リラックスできる散歩コースを見つける

住む場所が海外に変わろうとも個人のルーティンとなっている習慣を見つけることは重要です。というのも私は住む場所の変化が変わったところで、本質的に個人が好きなことはそこまで変わらないと考えているからです。

例えば3の事例ですと今の自宅から数分にゴックカイン湖(Ngoc Khanh)がありまして、ここは夜景がキレイで夜にリフレッシュしたい時にこの湖の周辺を散歩しています。

そして重要なことはこれまで習慣としてきたことを行いつつ、新しい場所でも取り入れた習慣を見つけていくことです。

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2 いかに自然の流れでネットワークを作れるか

次に新しい環境に行くとたいてい悩みになりうることが、いかに人的ネットワーク(友人や仕事上の人脈を示す)を作れるかでしょう。新しい環境で誰も知り合いがいないと不安になるし、その土地の情報を聞く経路も見出しにくくなります。

ある程度のレベルまでいけば、人的ネットワークはドンドン自然発生していくかもしれません。ただし、個人的にはまず意図的にネットワークの経路を見つけていこうとすることも大事だと思います。

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私がシンガポールに住んでいた時に次の移住先はハノイになるかもしれなかった(仮決め)ので、シンガポールの友人にベトナムに移住するかもしれないことを伝えました。

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その上でどなたかベトナム人の知り合いを紹介できないかも確認しまして、その後ハノイ在住のベトナム人も何名か紹介してもらえました。その中には日本に数年滞在して日本語がペラペラのベトナム人もいて、初めからコミュニケーションもスムーズに進んだケースもあります。

初めのやり方は別にイベントに参加してみるなど何でもいいですが、その土地にあったやり方(都会や田舎、友人の知り合いでそこに住んでいる方がいるかなど)を探っていくことがオススメです。

そこか信頼できて地元のマーケット情報に詳しい方を見つけると良いでしょう。

そういった小さいところから始めて、徐々に地元で良いお店や興味のあるコミュニティが見つかりうるでしょう。

ちなみに、私のシンガポールに移住時には、早い段階で親切かつローカル情報を教えてくれたシンガポール人に出会えました。そこから生活にも慣れてきた経験がありまして、その学びを他の環境でも活かせると考えたことがこの習慣を見出した経緯です。


3 ローカル言語取得とコミュニケーションの見直し

上記の1と2は日本国内でも活かせる習慣ですが、こちらは海外移住で新しい言語や文化に触れる前提での習慣となっています。これまで私が新しい言語の運用が必要となった時期は、2015年のシドニー留学(英語)と今回のハノイ移住(ベトナム語)です。

なかなか日本に住んでいるとなかなか想像しにくいですが、その国の言語がいまいち分からないことはけっこうなストレスになります。例えばレストランで注文するとき、タクシー運転手に道順を説明するときなど日常で当たり前のコミュニケーションで息詰まることがあるからです。

そこで私もベトナムに移住することを決めてから、地元の札幌でベトナム語の講習を受け始めました。

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日本滞在期間の関係で1ヶ月半ほどしかベトナム語講習を受けれなかったです。その後ハノイに移住して分かったことは「今の自分のベトナム語では日常会話のためのボキャブラリーが足りないし、会話をするレベルまでに結構な時間がかかりそう」ということでした。

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これは当たり前なことで、わ英語学習に置き換えてみると分かりやすいでしょう。

私は小学5年生くらいから英語の勉強を継続して19歳の時にシドニーに英語の語学留学にいきました。それなりにボキャブラリーはあり何となくネイティブの話していることは理解できたものの、会話をするレベルまでには半年ほどかかりました。

そう考えてみるとベトナム語が流暢になるまで下手したら数年はかかってしまうことが薄ら見えてきました笑 もともとベトナム語はネイティブレベルを目指すのではなく、基本的な日常会話が話せることが理想です。

正確な文章を話せるまで一人で勉強するというよりは、文章が少し不完全でもまず自分から話そうとする姿勢や日常で分からなかった単語を日々振り返ることと決めました。

例えば先日カフェに行った時に注文番号が195でして、残念ながら自動呼び出しが英語ではなくてベトナム語のみでした、、

そもそもベトナム語で195を何と言うのかが分からなかったので、自分の番号が呼ばれたかすら分からないことを察しました。そこですぐスマホで調べてみると、ベトナム語で195は下記の言い方になります。

ベトナム語では195を100(một trăm:モッチャム)、90 (chín mươi:ティンムオイと5 (năm:ナム)に分けて考えます。

読み方: モッチャムティンムオイナム

つまるところこのような体験を積み重ねていくことで、言語の習得ができると実感しました。英語でも似通った経験を山ほど積んだことで、英語をマスターした経験がありましたので。

まとめ

今回はいかに新しい環境へ適応するための習慣を作っていけるか、ということについて触れました。新しい環境に行くと新たな人間関係や仕事など一から始めないといけないことも多いでしょう。

まだ私もベトナムの暮らしや仕事に慣れていませんが、これからも習慣作りを一つの軸として色々なことをしていきたいです。