上田一輝|Ikki Ueda

「東南アジア」「海外旅行」「マーケケティング」を中心に発信。ベトナム・ハノイのマーケター/留学・海外大学進学のコンサルティング/旅人

海外移住を検討した際にまず考えるべきこと

私はこれまでオーストラリアに語学留学と海外大学を4年間、シンガポールに3年間の就労、ベトナムに7ヶ月の就労をしました。

私自身は海外移住について振り返り始めたのは直近1年ほど前になります。こちらは自身の海外移住で上手く行ったことや失敗談など、さまざまな経験を他の方にもSNSで共有をしたかったからです。つまり、自身の経験をサンプルとして活用してもらえれば嬉しいためです。

ちなみに、私が初めて海外経験は、2014年9月に渡航したフィリピンのセブ島の語学留学となります。当時通っていた北海道の大学の学生生協で、たまたまセブ島留学のPRを観て、渡航を決めた流れです。具体的にどこの国が良いかや海外生活のイメージもほぼない状態でした。

10代という若さもあり、そこまで考えすぎずとりあえず海外に行ってみようというノリでした。

しかし、(今は大分改善されているみたいだが)実際に行ってみると当時のセブ島は治安があまり良くなく、直感的に生活環境に馴染めそうにないと感じました。

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個人的にそれ自体は何の問題もなく、その後はより自身に適した国に行きたいなと漠然と思ってたからです。

その後は、このミスマッチの経験を活かせて、スムーズに先述の国々に移住をすることができました。まず、どこの国に行けばいいか分からない場合は、シンプルに色々な国に旅行をしてみると良いでしょう。

そこでピンとした国に行ってみると移住後のミスマッチの防止につなげられます。以前こちらのテーマで深掘りをした記事は、下記となります。

ikkiu.hatenablog.com

 

そういった経緯もあり、今回は海外移住の方法を細分化して、それぞれの特徴を深掘りしていきます。特にこれから海外移住を検討されている方に役立つコンテンツとなります。

海外移住を検討した際にまず考えるべきこと

①留学全般

私は語学留学として、2週間のフィリピンのセブ島留学、1年間のオーストラリアのシドニーの語学留学となります。

ちなみに、オーストラリアのタウンズビルに3年間ほどジェイムズクック大学(海外大学)に通いました。

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具体的に2週間の語学留学を通して、海外大学を目指すために1年間ほどシドニーで語学学習を行いました。ここを深掘りすると、初めの2週間は下見レベルで海外に行ってみて、そこで感じたこと(ネガティブなことも含め)を前提に長期留学にシフトしました。

長期で特定の国に住むことを考えている場合は、まず一度短期で留学をしてみることがオススメです。

一方でとりあえず色々な国に行ってみたい際は、初めから1つの国に固定せずに短期で色々な国に行ってみると良いでしょう。

私なりの語学留学先を見極めるポイントとしては、日本人比率やロケーション(都心部か地方)です。私は日本人が多い国で英語を勉強したこともありますが、逆に日本人があまりいない都市で勉強したこともありました。

初めは日本人が多いところの方がいいなと思いシドニーという大都市にある語学学校に通いました。次第にもっとネイティブに囲まれた僻地で勉強してみるのも面白いなと感じて、日本人(アジア人自体)がほとんどないタウンズビルにあるジェイムズクック大学に通いました。

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結論として、語学を短期間で伸ばしたいなら日本人がいない都市の方がいいです。自身もその環境のおかげで英語力については、ある程度は自信があります。加えて、人と違った経験をしたい方にも適した選択でしょう。

一方でもし同じ経験をこれからしたいかと聞かれると、本音ベースでNoと答えるでしょう(笑)。というのも、周りに母国語が通じる人が少ないことは、メンタル的にも大変だからです。

②ワーキングホリデー(ワーホリ)

ワーホリとして人気の国はオーストラリア、ニュージーランド、カナダや韓国などです。すでにこの国に興味があって、したいことが決まっている場合は、その通りにすればいいと思います。

ただ、その国の平均時給は慎重に見るべきです。というのもある程度の収入がないと、現地で暮らしていくのが大変だからです。その点で言うと地方である程度の時給がある仕事も良いでしょう。

正直なところ、私自身ワーホリ経験はないものの、オーストラリア留学自体にシドニーで多くの日本人がワーホリをしていました。

そこで課題となっていたことは、英語でのコミュニケーションです。仕事で英語を使う時に、上手く英語でコミュニケーションを取れないので、空き時間に英語を勉強している人が多かったです。

個人的な意見ですが、ワーホリのタフさを考えると若いうちの方が適しています。ワーホリを利用すれば、お金や高い実力がなくても現地で仕事ができ、体力的にも余裕があるからです。

③海外就労

これまでの留学やワーホリと比較して、海外就労は移住ハードルが高くて、取るべきリスクも大きくなります。現地での生活に慣れることに加えて、ちゃんと仕事でもパフォーマンスを残す必要があるためです。

リスクがある分、海外で働くことで仕事の経験値以外にも、現地での人的ネットワークなどメリットも多いことが特徴です。

海外就労を始めるにあたり、初めての海外生活として就労を始められる方もいれば、海外滞在歴があって就労を始める方もいます。また、仕事を全面にして行く場合やとりあえず海外で働いてみたいというパターンもあります。

私の感覚として、若い方であれば後者のようにとりあえず海外で働いてみて、そこで色々決めていくのが有効です。

一方でコロナウイルス発症後には、さまざまな国で就労ビザを始めとしたビザ全般の基準が難しくなってきています。そのため、年齢が上がるほど、前者のように仕事や何かしらの目的が重要になっていきます。もっというと年齢が上にいくほど職歴が問われるので、よりシビアに判断される傾向にあります。

逆に言えば、海外であっても実力や経験値が高ければ、何歳であるかはあまり重要ではないでしょう。

もし今学生の方でいきなり海外就職はためらいがあるけど、興味はある場合は海外インターンをオススメします。私はシンガポールでフルタイムの仕事を始める前は、日系の会社でインターンをしました。

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その会社は日本向けに東南アジアのビジネス情報を提供する事業をしており、代表の方は東南アジアのマーケット情報には精通していました。そこで現地就労を始める前のヒントとなる情報を得られ、スムーズな就職活動を行えました。

言いたいことは、インターン先の選定も海外就労につなげられるという点です。インターン先から現地就労に向けて有益な情報を得られそうかの確認、現地でのネットワークの広さ、トップの方の性格などを見ると良いでしょう。

インターン先から現地就労につなげていこうという意識があれば、自然と取るべき行動も見えてくるはずです。