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つまり、一般的には海外就職を通して海外に身を置き、そこの環境でアクセスできるリソースを活用することが重要です。
もちろん、始めから日本で活躍されて、明確な目的意識も持たれている方もいるでしょう。今回は漠然と海外で働いてみたいや今のスキルや経験を海外で活かしてみたいなど、一般的な海外就職をイメージで触れていきます。
海外就職をシンプルに考えると、やはり下記の組み合わせでマッチしている国や都市に就職することが重要です。
例えば、ウェブマーケティングの仕事を海外でしたいと考えていて、興味のある都市に関連の仕事があまりないとします。いくらそこに住んでみたくても、関連の仕事がないと就職がスムーズに移住が進まないでしょう。
この3つのバランスをうまく見つけて、就職先を探すことがオススメです。
次に、海外で仕事を見つける上でポイントについてです。
海外就職は人材会社に相談するやSNSから探すなどいろいろありますが、今回はよりマクロの視点で見ていきます。全体像を先に把握すると見えてきやすい気づきが多いからです。
1 マーケット環境と海外就職
意外と見落とされがちなのが、その国の経済状況や施策によって年々海外就職の難易度は変化していること。
まず、その国が定める就労ビザの要件に基づき、各企業が人材を集めたり、求人を出します。基本的に就労ビザを出すには、ビザの要件を満たす人材だと政府に判断されないと、仮に企業の内定を出してもビザが降りない(そこで働くことが不可)になります。
このわかりやすい事例はシンガポールです。
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要約すると、
1 コロナ禍でシンガポールで就職するための最低賃金がアップ
2 以前よりも多くの給料を支払ってくれる企業を選ぶ必要がある
3 その給料をもらうだけの個人のスキルや経験がより求められる
(就職の難易度がアップ)
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そのため、コロナで閑散として外国人の出入りが少なかった2020年のシンガポールと比較して、現在国通しの行き来が盛んになった2023年のシンガポールとではマーケット状況が完全に異なります。
あと、新卒で海外で働きたい場合に先に知っておくべきことは、マレーシアなどの就労ビザは、関連の職種で2〜3年ほどの職務経験が現時点では必要になります。
全く抜け道がないわけでないですが、基本的に就労経験がない場合は、先に上記のような要件がない国をメインにリサーチした方がいいでしょう。
特に若い方であれば一度就職してみて合わないな、と感じたら別の国に移住することはよくある話です。むしろ、1回目の移住でマッチする国を見つける方がレアな気がします、、
2 さまざまな情報ルートを探す
最近は海外就職の仕方も多様化しており、Linked-InなどのSNS、人材会社、リファラル採用などさまざま。リファラル採用とは、企業が自社の社員に人材の紹介を受けることです。
別にどの方法がもっとも有効かはケースバイケースですが、情報は多く持っている人が有利です。
ただ、もし新卒でいきなり海外就職を目指そうと思っても、海外に知り合いはいない場合が多いでしょう。そういった場合は、SNS、人材会社や一般の海外就職を支援している団体や企業に確認するのが手っ取り早いでしょう。
ちなみに、私は大学の卒業前に友人がいるシンガポールに旅行に行くことにしました。そこでアジアでも英語力が高く、いろいろな国の人々がうまく融合しているシンガポールに魅力を感じました。
日本に帰国後にシンガポールで働こうと思ったけれど、現地に友人は数名いるものの、仕事の情報を提供してくれそうな社会人やビジナスマンの知り合いはゼロ。
ただどうしてもシンガポールへの関心は捨てきれず情報収集をしていると、知人から東京に海外就職を支援しているGJJ株式会社に相談をすることをオススメされました。
www.kaigai-shushoku.com
その時点(2020年3月)でシンガポール渡航はインターンシップをすでに確定して、渡航の数日前に相談をしました。そこで代表の田村 貴志さんにシンガポールに就職を考えていると相談をしたところ、私がシンガポールに着いたら現地の複数の人材会社と繋いでいただけました。
そのおかげで幅広く効率的に相談をすることができ、仕事もスムーズに得ることもできました。その後も田村さんには、必要なときに海外就職関連で情報提供をしていただいたりと、助かっています。
個人的には日本で数年関連の仕事を勤務したから有利とか、新卒だから不利だとは思いません。どちらかというと今の自信の持っているものや環境を上手く活かせそうな国や仕事を探していく方が重要でしょう。
3 人的ネットワークを駆使する
人的ネットワークとは、家族、仕事や友人などの人脈の基盤のことです。意外深くて、人の成功や仕事のチャンスをもたらすのが人的ネットワークの面白さです。
以前私が読んだ「人的ネットワークス」づくりの教科書には、下記のように人的ネットワーキングのレベルを下記の5つの段階に分けて考えています。
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海外就職においても、関心のある国の仕事やマーケット情報を把握するやり方として人的ネットワークは重要です。
会社側の採用においても、ネットワークを広げておくメリットがあります。例えば、周りにいい人材がいれば、外部に求人情報を出すよりもコストがかからずに採用できるからです。
もちろん、いきなり海外に行ったからといってネットワークができるわけではないので、地元のコミュニティに参加してみることをオススメです。
ちなみに、私がシンガポール滞在時に参加していたコミュニティは下記になります。
シンガポール和僑会
様々なビジネスをしてる方を対象にお互いの交流やビジネスチャンスを探すことや人材育成を目的として香港で発祥したコミュニティ
sg-wakyo.com
一方で日本にいながらも先述のGJJ株式会社は、海外就職にまつわるリアルとオンラインイベントを開催しています。海外就職に関心が高い人たちが集まるイベントに参加し、ネットワークを探していくことができます。
そのような人的ネットワークも海外就職に活かせるという視点を持つと、色々方法が見えてくるでしょう。