上田一輝|Ikki Ueda

「東南アジア」「海外旅行」「マーケケティング」を中心に発信。ベトナム・ハノイのマーケター/留学・海外大学進学のコンサルティング/旅人

日本のあたりまえに対する凄さ

ベトナム旧正月休暇を利用して、日本の東京と新潟に10日ほど滞在しました。日本に来るたびにその印象は変わってくる感覚があります。

東京では観光がてら知人・友人と会ってきました。昨年の今頃よりも東京都心部が賑わっていて、人が増えている気がしました。近年はインバウンドによる外国人観光客の増加もしているため、おそらく気のせいではなさそう。。

ちなみに、私はこれまで海外に7年ほど住んでいますが、最近はどこかのタイミングで日本に軸足を移したいと思います。主な理由は、海外に長期的に住むなら自身で独立したい点と、今まで海外でしてきたことを日本で事業として活かしたいからです。

話を戻すこと今回は、日本滞在で思ったことをいくつかシェアしたいと思います。

日本の治安の良さと連携力の高さ

成田空港に到着して、京成スカイラインで日暮里駅まで移動をしました。そこでホテルまで電車で向かう際に、切符を買おうとした時の話です。

ところが、ポケットに手を当てると財布がないことに気がつきました。

電車の中では財布があったことは確かだったので、急いで駅員に確認をしました。そこで、すぐに終点の駅である日暮里駅のスタッフと連携を取ってくれました。

意外にもすでに駅員が財布を回収してくれており、自身の財布をスムーズに回収できました。

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これが海外であったら紛失していた可能性は高く、日本の駅員同士の連携力が高いことも、解決につながりました。

財布を紛失したのは実に5年ぶりで、以前も海外から日本に戻る際に同じことが起こりました。海外の長期滞在から帰国すると気が緩みやすいので、気を付けることが重要ですね(笑)。

街や川のきれいさ

今回の東京滞在で友人と隅田川でクルージングをしました。東京クルージングが運営している「サンセット東京湾70分」というコースで、70分かけて東京湾のエリアをクルージングするプログラムです。

海岸線沿いの景色がきれいであり、東京スカイツリーや東京タワーも観ることができました。

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もう一つ印象的だったことは、川自体にゴミひとつないくらいことです。1時間以上のクルージングに関わらず、川にゴミがほとんど見当たりませんでした。

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これは意外と海外であると滅多にないことです。例えば、東南アジアであるとシンガポール以外の国では、このような衛生管理ができた川はあまり見かけられないです。

加えて、川のみならず、道にもゴミが少ないことも特徴です。もちろん、一部の地域ではポイ捨てが問題となっているものの、やはり全体から見ると日本の道はきれいに管理されている方です。

地方のポテンシャルとPR

以前私が滞在していたシンガポールでは、周りにいたシンガポール人の友人の多くは日本旅行へ関心が高かったです。その友人の中では、これまで海外旅行へ行ったことがある人も多く、渡航先は北海道、東京、大阪、京都が多かったです。

海外目線だとどうしても日本の大都市が注目され、なかなか地方の情報が行き届いていないことがあります。

これは今回実家が新潟市にあることから、新潟市内をブラブラしていて思ったことです。

都会ほどの観光地はないものの、新潟にはお米や酒などの特産物や温泉があります。そして、都会よりも店は空いていて、自然の中でゆっくりしやすい環境を好む外国人も多いでしょう。

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一方で日本の地方では高齢化が進んでおり、新潟であると新潟駅郊外を歩いているとお年寄りの多さが見受けれらます。

今後のことを考えると、やはり緊急で何かしらのアクションを起こせないと、高齢化は加速する一方でしょう。

2021年の新潟における高齢化率は33.2%であるが、2045年には40.9%と予測されている

第1節 高齢化の状況(4)|内閣府

新潟にのみならず、地方ではいかに外国人目線で地元の観光の面白さをPRしていけるかが重要になります。もし今後日本滞在を考えている人にその土地の魅力が伝われば、将来の移住先候補にもなりえます。