上田一輝|Ikki Ueda

「東南アジア」「海外旅行」「マーケケティング」を中心に発信。ベトナム・ハノイのマーケター/留学・海外大学進学のコンサルティング/旅人

「効果のあるアドバイスは誰に聞くべきか」を深く考えてみた

お金を払ってでもその業界のプロや目線が高い人からアドバイスを聞くべき重要性

前提として私は直近1年ほどで起業、キャリアや仕事選びなどのアドバイスを有料または知り合いのそのジャンルにプロフェッショナルに聞いてアイデアを頂くといった場面が多かったです。

もちろんお金を払ってアドバイスコンサルティング)を受けると相手がより本気になるという点も否めないですが、それ以上に有料であってもその方からアドバイスを聞きたいと思えるだけの要因もあるでしょう。

今回はその点について深掘りしていくことがテーマです。

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私は20台前半の頃は何かの問題を抱えていて解決方法が見えないときは、あまり誰にその問題のアドバイスを聞くかということを意識していませんでした。ただ誰かに相談した後にも、なかなかこっちが抱えているモヤモヤがクリアにならないことが多いのも事実でした。

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マインドセットが変わったきっかけはあるサッカーチームの経営者との出会い
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経緯としては20代前半の頃は世の中で少し変わった職業をしている方に会ってみたいと思っておりまして、フリーランス、経営者や海外でキャリアを積まれている方などとお話しをしました。そのお一人として上記の方とお話させていただいたといった流れとなっております。

少しだけ話がそれてしますが、
その方は大学時代までサッカーに没頭して練習をしている中で、サッカーを引退後にこれまでのスポーツ経験が社会生活や仕事でのキャリアに活かすことの難しさを感じていました。

また自身からサッカーがなくなることで何が残るのか、という点に徐々に不安が募っていったそうです。

周りを見渡すと同じようにスポーツを一定レベル(プロレベル手前)まで仕上げても、その経験を社会人になって活かすことができていない人が多いことへ問題意識を持っておられました。

具体的にその方が行っていた活動は企業や学校に対してスポーツを通して、いかに社会生活にも生かすことができるかを教えるメンタルトレーニンでした。

またユニークな点においては、サッカーの練習においても年齢、立場(学生、社会人、経営者など)の隔たりをなくして、日常であまり話すことがない層の人たちのマッチングの場としても活用されておりました。

そういった場所を設けることでサッカー以外にも学生が経営者と話をすることで、学生がキャリアのアドバイスをもらえたり、経営者は今若者の中で何が流行っているかなどお互いに情報交換の場にもなっているとのことです。画像

そこで私がなぜこのように様々な立場や年齢の方を同じフィールドに集めてサッカーをするのかについて深掘りさせていただいたときに、
「ダイヤモンドを磨くにはより強固なダイヤモンドが必要」とおっしゃっていたことでした。

ダイヤモンドの強度は石の中でも高いので、ダイヤモンドを磨くにはより強固のダイヤモンドが必要という意味です。

これを今回の本題である「誰に問題解決のアドバイスを聞くべきか」ということに置き換えると、自分よりも鋭い目線や高い位置に行っている人じゃないとその人の問題点が見えないことを意味します。

つまり同じレベルだけの人たちでずっとある解決法を探すよりも、すでにその分野に詳しい方にはるかに効率がいいということです。この一言によって私はそれまで漠然としていたアドバイスの相談相手を誰にするべきだったかがクリアになった瞬間でした。

なので今何かしらの分野でアドバイスが必要なときは、少なくてもその分野で自分よりも精通していて経験がある方かを確認してコンタクトを取るようにしています。その経験値が高い方だとその人が客観的にどの地点で躓いていて、どうすればそこを乗り越えられるかといった点が見えやすいからです。

今何かしらの悩みや問題を抱えている方がいれば、相談相手として選んでいる方は自身よりもその分野に詳しいかを軸として見ると良いでしょう!


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仕事の進路探しでも生かせるマインドセット
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このマインドセットは仕事探しや進路の方向性を模索する上でも役立つことが多いです。

一般的には仕事探しでは就職エージェントや一般のキャリアコンサルタントにお話を聞くことが当たり前でしょう。しかしそういった方以外からもあえて話を聞くべき必要性もあります。

こちらは上記のようなサービスに聞いても、希望の仕事や業種と今のレベルからその人が通りうる仕事を紹介いただくのが中心だからです。もちろんこれ自体にはまったく問題がなくて、自身では探すのが難しいような求人も見つけられるので良い点もたくさんあるでしょう。画像

しかし「今後このような仕事をしてみたいけど、どこかこれでいいのかという迷いや不安がある」といった際は上記の方のみにアドバイスを求めるのは要注意です。

そういったときはそれよりもその人がどうやったら次のステップに行けるか方向性を教えてくれるかや可能性の拡大を示してくれる「メンター」も探すべきです。

私も直近でこれからどんなキャリアに進めばいいかに迷いがあって、なかなか自身で答えが見ない状態が続いていました。

そこでシンガポールで活躍されている様々なジャンルの方に話を聞いてみたり、何か参考になりそうな方を知人に紹介いただきました。

逆に個人的に危惧していたことは、目先の今できる仕事ばかり追い求めてもやりたいことは見つかりにくなることでした。なので方向性のヒントを得ることを優先して、仕事選択の幅と可能性が広がりやすくいのでそこも重視しました。

まとめ

今回は当たり前だけれど意外と見落としがちなアドバイスを聞くべき相手を慎重に選ぶべき理由について触れました。私自身もとある方のたった一言でその後の流れがつかめたという経験もありまして、その点においても誰にその問題を共有するかはかなり重要です。

またアドバイスをいただく前に確認すべきことは、自分が何をその人から聞きたいかや今の自身の状況を言語化しておくことです。そうしないと相手側も何をアドバイスしたらいいかわからなりうるからです。
 
また第三者の紹介もそのアドバイスを求めている側の人間の情報不足だと紹介する方も誰を紹介すべきかがクリアになりにくいからです。