上田一輝|Ikki Ueda

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オーストラリア編:海外大学はどうやって選べば良いか?

私がオーストラリアの大学を目指し始めてどのような基準や情報をもとに現地の大学を選んだのかという体験談に基づいて、海外大学の選び方というテーマについて書きます。

⚠️ 私が関わりを持っていた大学がベースとなっているので、どうしても各大学の事例で紹介する場合は実際に入学したジェイムズクック大学(James Cook University: JCU)がメインとなってしまう点は予めご理解ください

また前回海外大学に入るために必要な英語力を身につけるために結果に繋がった日々実践すべき習慣(ノウハウ)をまとめましたので、よければこちらも目を通していただけますと嬉しいです!

ikkiu.hatenablog.com↑ 日本でもどこでも(英語圏以外)英語力を高めることができる習慣

ikkiu.hatenablog.com

英語圏に住んでいるからこそできる英語上達のための習慣


まず私が海外大学を目指そうと思った背景として日本の地元の北海道の大学に通っていたのですが、どうも違和感があって入学から半年ほどでこのままやり過ごして良いのかと思い始めました。同時にもっと広い世界を見てみたいと思い始めて、オーストラリアなど自由で広々とした国に強い憧れを感じ始めていました。

少し発想が飛んでいるかもしれないですが、日本の大学試験を再度受け直す気力が出てこなかったのです。また当時のおぼろげながらIELTSの英語試験を見て難しそうだけれど、英語力さえ高められればなんとかいけそうだなという直感が働いていますた。そういった経緯でまずシドニーに語学留学をして、その間にオーストラリアの大学のいずれかを目指そうとなったわけです。

実際にまずシドニーの語学学校に通うわけですが、最終的にはタウンズビルのJCUに決めた経緯を遡って、海外大学ならではの選ぶ軸や基準をシェアしたいと思います。

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さてここからが本題です

基準① その分野に特化している大学軸

前提としてすでに大学でこれを勉強したいなど分野が固まっている方向けとなっています。海外大学の1つの特徴としては大学の教授のレポートやリサーチにおけるパブリックの評価を重要視しています。またオーストラリアの大学数は40しかなく、日本と比較してかなり少ないので各大学の個性や特色が強いのが違いです。

例としてはJCUといえばマリーンバイオロジ(海洋生物学)と想起されるほど有名です。また他にもキャンパスでは獣医学部もあるのが特徴でフィールドワークの設備も充実してたり馬がいたり、意外とそういった大学は国内でも少ないんですね。

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またタウンズビルグレートバリアリーフに近いから環境だからこそマリーンバイオロジーが有名で、JCUの広々としたキャンパスだからこそフィールドワークを実施するのに適しているなど理由があります。

それなのですでに勉強した分野が決まっている人はそれを軸にして選ぶのも1つの選択です。またそうすることでその分野に特化した教授と関わる機会ができるので、質の高い情報も得られるというメリットもあります。

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基準② パブリックでの大学評価を軸とする

まず世界大学ランキングセンター(CWUR)という機関で毎年オーストラリアを含むグローバルの大学を下記の基準をもとに評価しています。そのため各大学がざっくり何に優れていいるのかの特徴を見ることができます。

教育の質:主要な学業成績を獲得した大学の卒業生の人数
就職実績: 大学の規模をベースとして、世界各地のグローバル企業で高いポジションについている卒業生の数
教員の質: 学問的功績を獲得した教員の数
研究実績:i) 研究論文の総数と成果
     ii) トップジャーナルに掲載されている研究論文の総数
     iii) 影響力のあるジャーナルに掲載されている研究論文の総数
     iv) 引用数の多い研究論文の数

METHODOLOGY |CWUR

またオーストラリアの場合は全て合わせても40校しかないので、
興味のあるエリア(シドニーなど)にある各大学のウェブサイトにアクセスして、短時間で各大学の細かい統計データのランキングを調べることもできます。

また各大学がどういった地域の国の大学とメイン医提携しているのかをリサーチすることで、大まかに留学生がアメリカ、アジア、ヨーロッパのどこから来ているのかを知ることも可能です。

下記は英語となりますが、例として私の通っていたJCUの参考ウェブサイトを添付しますね。

またここから少し余談となっておりますが、私は実際にこの大学のオープンデイにいった際に分かったこともありました。それはこの大学は海外から来た生徒に対してもホスピタリティがあって、授業以外の役立つプラスアルファでレポートの書き方やテスト対策などのコースが充実しているなどです。

その当時は留学3ヶ月目であって全然英語を話せなかったのにも関わらず、スタッフの方は親切に色々教えてくれたのを見てこの大学ならやっていけそうだなと思い即決しました笑

やはり現地に行ってみて分かる情報は多いのですが、全ての方が大学を見て回るのは難しいのは現実です。そういった場合はフェイスブックページで大学ページを見てみれば、ウェブサイトでは見えにくい雰囲気が分かるのでおすすめです。

基準③  エリアを軸とする

オーストラリアの東側の州(多くの大学は東側にあるので)は北からクイーンズランド州、ニューサウスウェルス、ビクトリア州があります。

メインのシティですとクイーンズランド州にはブリズベンとゴールドコースト、ニューサウスウェルスにはシドニービクトリア州にはメルボルンがあります。

実際に私は2019年にオーストラリアの各大学を回って現地の生徒にインタビューをして、その情報をSNSに発信するという活動をしていましたので、上記の全ての都市には足を運んだことがあります。

↑当時の大学リサーチの記事


やはりシドニーメルボルンに多くの留学生が通っている傾向にあるので、大学で日本人の方とも比較的知り合いやすいです。またスポーツ施設も比較的充実している傾向にあるので、ソーシャルアクティビティ(社会活動)を通して友人も作りやいのがメリットです。

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一方でクイーンズランド州でも田舎の都市のタウンズビルにあるJCUは同じ学部(心理学部)には一人も日本人がおらず、キャンパス全体でも十数人ほどしか日本人がいなかったです笑 それどころか大学自体にアジア人がほとんどいなかったため、日々海外にいるんだなと実感するシチュエーションが多かったです。

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そのため環境的に現地の教授や生徒と授業では英語しか通じる言葉がなかったので、かなり英語は鍛えられました。またタウンズビルの人々は親切でフレンドリーでしたので、居心地は慣れればかなり良くなっていきました。そういった少し変わった環境での経験を求めている方はあえて少し田舎の街にある大学に行っても面白いかもしれないです。

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以前私が大学に入学する前にあるオーストラリアの大学のキャリアコンサルタントとお話をした際にあることを言われました。

「オーストラリアの地方の大学に心理学を専攻してもネイティブの人たちと同じペースで話すのは難しいから(日本人がいないからという意味)、都会の大学にいった方がいいんじゃない」

このご意見も一理ありますが、結論もっと重要なのは自分がどういった環境を求めているかだと思います。

まとめ

今回はオーストラリアの大学選びの仕方や参考情報を紹介いたしました。実際に足を運んで見てみること以外にも様々な軸で大学選びをする方法があります。上記を参考までに頂けますと嬉しいです。

 

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